kiringrafica

日々の雑記帳です。ハトさんと3人の子どもたち(ふうこ、しょう君、晴)と2012年春から童仙房に暮らしています。

2014/05/06

そして、本当に家作りがはじまりました。

1日の朝、大工さんたちが4tトラック2台に資材を積んでやってきました。
(ということはわが家は10tくらいの重さってことだな)

バンから8人の大工さんたちがわらわらと出てきて、どんどん組み上げていきます。
ごきん、ごきん、木槌の音が響きます。
大工さんかっこいー!!そしてわが家、でかい!
景色が変わってしまいました。

 

ハトさんの演説アンド餅まきアンドお菓子まき!!

3日間、8人の大工さんががががっと作業してくれて、がががっと帰っていきました。
わたしはみなさんのご飯係で、分刻みでご飯のことばかり考えていました。

これからは大工さんに指導してもらいながら、自力での作業になります。
ひとり残ってテント泊で作業してくれた田上くん、めちゃ働いて、夜は子どもたちに埋もれながら遊んでくれます。子らは お風呂までついていき、朝はテントに起こしに行きます。

大工さんと入れ替わりでなんじーさんとひとみさんも来てくれて、ああ私たち、働く大家族~!

連休中は気持ちのよい空模様続きで、たくさんの人が来てくださいました。ふと数えてみたら20家族以上!すごいですねー。
もう二度とできないくらい、よく働いた6日間だったけれど、思い返すとどの時間もきらきらしています。みなさん、本当にありがとう!

2014/04/29

助産所わの15周年記念イベントでした。
2月くらいからスタッフ10名前後(+20人くらいの子どもたち)で集まって準備してきたこの日が、いよいよやってきた!
なにしろ強烈な晴れ女揃いなので、まったく雨のこと考えてこなかったのですが、
まさかの雨です!
大慌てで雨モードでみなさんを迎えました。

わってすごいところだなー。
朝から雨で、みんな小さいお子さんがいて、柳生は遠いところなのに、
やっぱり400名近くの方々が来てくれて、みんなで会場に笑い声の余韻を残してくれました。

その日は緊張と興奮と、雨で申し訳ない気持ちとでいっぱいだったのですが、
次の日にそういうのが取れたら、
みんなが来てくれたのがうれしくて、
雨なのに、柳生まで集まってくれたのがうれしくて、
うれしくてうれしくてぽろぽろぽろぽろ涙が出てきました。

photo by Shuji Yonemoto

助産所わ は名前の通り、芝田先生を中心にどんどん輪がひろがっていくところです。
この輪を、たいせつにしよう。

photo by Yumiko Shirakawa

そうそう、ふうこの絵が採用された記念Tシャツ、とってもかわいいTシャツでした。

2014/04/27

ふうこ7才の誕生日です。
2日後にひかえているイベントの準備に出かけたいところだったのですが、イベントのスタッフが背中を押してくれてお家でゆっくりお祝いすることができました。みなさんほんとありがとう。

お誕生日のご飯はな、から揚げやで。
はい、了解です!

ケーキは生クリームにしてな、
はい、こちらも了解!!本当はみんな食べれるケーキにしたかったんだけれど、ふうこの誕生日だもんね。

春の小さな花たちがあふれる畑を走り回ったり、家の中に入ってきて新しいおもちゃ(ムーミンのミニハウス!)で遊んだり、髪の毛を引っぱり合って喧嘩したり、仲直りしたりのたのしいたのしいお誕生日でした。はるかちゃんあっくんもありがとう。母もゆっくりうれしい一日でした、ありがとう。

2014/04/20

そして4月がやってきましたね!

ふうこの小学校用のいろいろをしなくっちゃね、とミシンを出したら 
なんだかミシンが楽しくて
私の服もいろいろできました。

リネンの藍染の布で、コートワンピース、
かなり色落ちする布です。母の古い服のボタンを使いました。
織り模様と藍の色と、どんなふうになるのか楽しみ。

それと、重ね着用に、薄いリネンのキャミソール。長めに作りました。

あと、厚手のリネンの布団カバー。
刺繍は森と、林と象さんです。

布団カバーは麻の白、と決めています。ススもホコリもとても多いし、子どもたちも土汚れのついたままお昼寝することもあったりするし、もはやぜいたくなこだわりだなーって思うときもあるけれど、布団にすべり込むときの気持ちよさったら!

2014/04/17

さてさて、本当に家を建て始めました。
まずは土台です。おむかいのひさしさんが、ちゃちゃちゃっと作ってくれました。井戸も掘ってくれました。

ひさしさんは本当に働く人です。スズメバチのごとく、高速で、休みなく働きます。たぶん明日ウルトラマラソンを走れといわれても走れる人だと思いますが、その体力をすべて仕事に注いでいる、日本を支える一人です。
わが家も支えていただくことになった!

ユンボを間近に見れて、うれしいしょう君。井戸の穴にもちょっとずつちょっとずつ近寄っていきます。そのうちドボンっていいそう。

棟上は5月1日に決まりました!
どっぽ村の清水さん率いるエコワークスさんがセルフビルドを指導してくれます。野次馬もお手伝いも大歓迎ですよ!

2014/04/10

イサカのトヨコおばちゃんからうれしい小包が届きました。
ふうことしょう君へのプレゼントと
ナッツやドライフルーツ、ナッツバターやチョコレートがたくさん入っていました。

わー、アメリカだー!!
アメリカのナッツやフルーツたち、ほどよく簡易包装で、わくわくどきどき。
ファーマーズマーケットのレシピ本もあった!読めるかなあ。

トヨコおばちゃんはとにかくおいしいご飯をつくるステキなおばさんです。
トヨコおばちゃんありがとう!

ふじおさんのしし肉ミンチでハンバーグ。
人生で一番上出来のハンバーグ!

ハンバーグというと、思い出すふたつの光景。

その1.母のハンバーグは玉ねぎがたっぷり入っていて、いつもトマトソースとスパゲティが添えられていた。ハンバーグの日は、台所に行くと大きな中華鍋が火にかかっていて、そこにはたっぷりのトマトソースの中にハンバーグがいろんな角度で浮かんでいる。中華鍋のへりの、トマトソースが煮詰まっているところが一番おいしい。明日のお弁当にはくずれたハンバーグがミートソーススパゲティになって入っているんだろうな、ハンバーグを菜ばしでつつきながら思う。夕ご飯まではまだ少し時間があって、外はまだ明るい。

その2.トヨコおばちゃんが日本に遊びに来たとき、家の前で牛肉をパックから出しながらハンバーグの形にして炭で焼いて、丸いパンにはさんで、ハンバーガーをつくってくれた。白い玉ねぎの薄切りと、ケチャップも入ってた。夏の午後で、近所の男の子やいとこたちが踊るように食べていたのを思い出す。男の子はもともと子犬みたいな子だったのが、こんなうまいもの食べたことない!というあまりの驚きに、足がほとんど地面についていなかった。そういえばふうこくらいの頃のことかもしれない。

2014/04/07

そしてついに、ふうこは小学生になりました。
たった数日のあいだに、こんなに変わることがあるなんて!
ランドセルに手を振りながら思います。

スクールバスで帰って来て、放課後ははるかちゃんといさむくんと自転車を乗り回す日々。
童仙房に友だちがいてよかったなあ。

入学式の夜、
「先生、ハンカチ忘れたら困ります、って言わはったな。保育園では、忘れたらあかん、やったな」と言うのでびっくり。とっさにあかんあかん言っちゃうけれど、説明してあげようって思いました。

「あんな、ふうこのいちばん楽しみな時間はな、給食やで。」
ハトさんに「お父さんも」と返されています。

ふうちゃん一年生おめでとう!

2014/04/05

そしてしょう君の3才の誕生日がやってきました!
川崎のお母さんとおばさんが、プラレールを贈ってくれました。
しょう君はきっと、動く電車は「他の家にあるおもちゃ」だと思っていたことでしょう、とにかく大興奮です。

ふうこが作るとこんな感じ。

しょう君もまねして作ってます。

軽トラ?電車??バス??やっぱり軽トラケーキになりました。

3年前、助産所わでしょう君を産んだあの日、またここで産みたいな、と思ったのがひとつのはじまりです。あれから3年、今のつながりはほとんどこの間に培ったのかと思うと、3年あればなんでもできるんだなあと感心します。
そして、お産は生き方って本当ですね。

保育園でもひとつ上がって2才組になりました。
保育園指定の黄色いリュックになるので喜ぶかな、と思いきや、リュックはお父さんに預け、赤いやかんを持って長靴をはいてます。軽トラの助手席で通園です。

いつも元気なしょう君、ありがとう!

2014/03/25

このところ、ふうことしょうくん、それに私も、ムーミンに夢中です。
アニメを見て、マンガを開いて、夜は物語を少しずつ読んでいます。
前になっちゃんにもらったムーミンのケーキ型も大活躍。

お風呂で、ふうこが聞きます。
お母さん、お話ししてあげるな。
「野原でピクニック」と、「ムーミンくしゃみが止まらない」、「スナフキンさようなら」と「フローレンの前髪」、どれがいい?
(うーん、くしゃみが止まらない、かな。)
「てらりーら~♪」
毎回テーマソングから始まります。お話しはたいてい出口がありません。

しょう君もお姉ちゃんの真似をして、お話しを聞かせてくれます。
「ムーミントロールのぉ~、おぉは~な~し~」紙芝居でも始まりそうな感じ。

本屋さんでこんなマグネットのおもちゃを見つけて、
1ヶ月も先の誕生日プレゼントがやってきました。
モランやフィヨンカ婦人たちはいなくって残念。

2014/03/22

そしてついにふうこは卒園式を迎えました。

まっすぐな力と、春の陽差しのような暖かい周囲に恵まれて、どんどん大人になるふうこ・・・ふうこのお母さんでしあわせです。
ありがとう!

2014/03/21

ぎっくり腰や急ぎの仕事で押しに押されて、卒園式前日にワンピースを縫いながら、思う。
前日にはじめるところは相変わらずだけれど、
適度に手を抜きながら、落ち着いて作ることができるようになったなー、

ふうこが1才のときにミシンを買ったのが、服作りのはじまりです。最初はあまりの下手さに気が遠くなりました。
それが今では、似合う色味の麻布の切れ端で、えりぐりを始末したのを少し前から見えるようにしたり・・そんなことがさらっとできるようになって・・・ちりも積もれば山となるって本当だなあ。しみじみしているのは、卒園式用のワンピースだからかな?

フォレストグリーンのコーデュロイ、上品な色と質感でぴったり!
袖のところにはよく見ると鹿がいます。リバティってこういうところに少しだけ使うのにいいですね。共布でくるみボタンをふたつつけました。
どちらも東京に行ったとき、自由が丘のcheck&stripeのお店に連れて行ってもらって、ふうこが選びました。

パターンはまのあきこさんの本、結局一番好きな本です。

2014/03/20

よし、鍋を買おう。いい鍋を買おう。
そう思って友だちの台所をのぞきこんだり、フェースブックで聞いてみたり、
重い鍋にしようかな。
今あるアルミの大きな無水鍋、とてもいいけれど、カレーとかお鍋に入れっぱなしにしておくのがちょっと嫌な感じがするので、ステンレスか琺瑯びきしてあるような鍋がいいな。

よし、スタウブか、イッタラのツールズ鍋にしよう。
迷っていたらまりちゃんがスタウブを貸してくれました。

お米がとてもおいしく炊けます!テーブルの上においてもすてきだなあ。でもハトさんが落として、フタの釉薬が少しかけてしまいました。修理はしていないそう。フタだけも売っていないそう。わーんどうしよう!!まりちゃんごめんなさい。

そうこうしたら宮古のお母さんが、バーミキュラという鍋を送ってくれました。重いんだそうです。うれしかったけれど、少し寂しい気持ちになりました。
バーミキュラ、修理もしてくれるし、空炊きも大丈夫だし(このふたつが私に必要なことだとよくわかった)、一件落着です。
お母さん、ありがとう。大切に使います。
まりちゃん、ありがとう。ひみつありがとうね。

2014/03/18

年末、手元にあったのは岡本太郎の本でした。
ページをくくるたびに感動します。なんて潔い人なんだ!

そして最近の師匠は、こちらです。トーベ・ヤンソンさん。
ふうことしょう君もムーミンの大ファンで、アニメを毎日少しずつ見るのをたのしみにしています。ムーミンマグもふたつ増えてしまいました。

ふうこの絵、最近見て描けるようになってきました。

2014/03/15

ハトさんが愛する鶏たちのために、鶏小屋を建てました。けっこう上手です。

私たち用の家も建てる予定です。
本当はこの冬、畑が忙しくない間に建てる予定でしたが、大工さんがお忙しかったり、土建屋さんがお忙しかったりで気がつくともう春。私たちが一番忙しい時期になってしまいました。
それでも建てます。

この辺に建てる予定。
水仙やブルーベリーの木を移して、近くにさくらんぼを植えました。
たのしみだな。
もう春だな。

2014/03/11

三年前の今日のことを思いながら、手を合わせて、静かな一日を過ごしました。

三年前、しょう君はまだお腹にいました。長岡京の団地の5階に住んでいました。
そして今、私たちは童仙房に住んでいます。しょう君はインフルエンザで、私はぎっくり腰です。
今日を迎えられること、ただありがとうございます。

2014/03/09

久しぶりの寒い朝、しょう君を抱っこしたまま土間に下りようとして、
んぎゃ!
ぎっくり腰をしてしまいました。

助産所わの15周年記念イベントのスタッフをしています。
フライヤーができました。フライヤー(pdf)

2014/02/28

雪で延期になった保育園の発表会がありました。
昨年は初めての発表会で、直立不動で歌う保育園児たちにとてもびっくりしました。今年の発表会も、こういうのは趣味じゃないなあと ときどきのけぞりながら見ます。でも、会が進むにつれて、趣味がどうとか、そういうのは吹き飛んでしまいました。

細部まで丁寧に仕込まれた劇や合奏、必死で演じている子どもたち、
とにかくがんばった生徒と先生たちへ惜しみない拍手をたくさんたくさんしてきました。

発表会のあと、子らはふたりとも体調を崩しました。欠席の電話を入れると、いつもの半分くらいの生徒数とのこと。みんながんばったんだなー。
春からふうこは小学生です。

2014/02/15

例年にない大雪でたいへんなところも多いですね。
この辺でも国道が通行止めになったり、保育園の発表会が延期になったり、ハトさんが脱輪したりしましたが、それでもほどよく遊べるくらいでした。

うれしくて、早起きして散歩。
山道に入ると、北海道を思い出します。

スキーも出してきました。
毎年こんなに降るならストック買おうかな。子らにはミニスキーだな。ミニスキー、私たちが子どものころに、靴につけて遊んだやつ、青と赤とあって、ときどき二つに折れちゃうの、あれまだ売ってるのかな。

わが家のちびっこちびおにさん、
手がかじかんで痛い、と泣いています。

雪が多い年は豊年だそうです。春はすぐそこです。

2014/02/14

鶏さんが足を怪我したんだ・・・
鶏小屋から帰ってきたハトさんがしょんぼりとつぶやきました。

ハトさんは鶏さんたちに、深い愛情を抱いています。
それが、え、そこまで?と驚くときもしょっちゅうで、先日お友だちが1年半前の写真をアルバムにして贈ってくれたときも、私などは「わ~しょうくんが小さい!」ってうれしくなるのですが、そしてそれが親の常かと思うのですがハトさんったら「わあ鶏がひよこだ~」と目を細めていました。

そんなハトさんのために、バレンタインデーには鶏の卵をたっぷり使ってシュークリームを作ることにしました。

みてみてわが家の鶏さんの卵を!生卵の黄身と白味とわけたのですが、まるでゆで卵のようにまん丸です。

シュークリームとかシフォンケーキとか、膨らむ系のお菓子はちゃんとできたことないのですが、バレンタインデーですし気合を入れて作りました。タイマグラのちほさんのレシピです。珍しくちゃんと本の通りに・・・のつもりが皮の薄力粉がなくて強力粉で間に合わせる・・・ああ卵液を入れすぎたかな・・・あああああまり膨らまなくてしょんぼり。
それでもなんとかかたちになりました。そしてもはや市販品には戻れないおいしさ!
上手に作れるようになりたいなあ。

鶏さんもどうやら回復してきたみたいだし、ハトさんよかったね。
昨年の七十二候「鶏とやにつく」の辺りから卵をうんでくれるようになった鶏さん。いち早く春を感じているのかな。

2014/02/11

川崎のお母さんの還暦祝いでディズニーランドへ行ってきました。

なんせハトさん以外は人生初のディズニーランドです。
ふうことしょうくんは毎晩お風呂の湯船に直立して、ディズニーランドの歌を熱唱、指折り数えてこの日を迎えました!ディズニ~♪ランド~♪

夜道を車で東京へ。東名高速道路は赤い目の大きなトラックが巨大な列をなして走っています。軽自動車の私たちはオームの列に紛れ込んだようでした。東京を、日本を支えるオームたちの列。

久しぶりの東京は、ますます積み重ねられ(何を?)、地下鉄は結び目ができそうなほどで、四六時中、四方八方からコツコツという小さな音が聞こえてきます。
お正月にU君とジェンガをしたのを思い出しました。

東京は限界までピースを抜かれたジェンガのようです。ぐらぐらのジェンガを支えているのは、この都市をつくった人たちの足音であり、ここで生活している人たちの足音、コツコツコツコツという小さな音が四方八方から聞こえてきて、その音が見えないピースのようにジェンガを支えていました。人間にはこういう力があるんだなぁと、ここに勤勉に日々を重ねている人たちに敬意を抱きます。そして私もささやかな感謝を送ります。

はじめてのディズニーランド、夢の国ディズニーランド。
ディズニーランドは海の上にあるのかな?洋上パーティーのようでした。
(行ったことないけれど)

すごいなすごいなー。
パレードを見ていたら、ふっと何かが横切っていって、涙が出てきました。

 

すごいなすごいなー。

すごいなー。なんか完璧に後始末されているように思いました。
こういうのを毎日夜遅くまでやって、次の日もまた始めて、それを30年も続けてるってすごいことだなー。

次の日は大雪で、一日遅れての帰京となりました。おかげでゆっくりできました。
お母さんお父さん、ありがとうございます!