kiringrafica

日々の雑記帳です。ハトさんと3人の子どもたち(ふうこ、しょう君、晴)と2012年春から童仙房に暮らしています。

2012/12/29

年末は友人宅をつなぎながら、岩手まで大帰省の予定だったのですが、いろいろあって童仙房で過ごしています。おかげでうれしい客人が!

大学の先輩夫婦が北海道の美瑛町で十勝岳連峰を望みながら農を営んでいます。トマト農家一年生の私たちはこの夏、遠い地でトマトを育てている二人のことを何度思い浮かべ、心を温めたことでしょう。
そのふたりが、一家でこの山の上にやってきた!

旭川ナンバーのディーゼル車ごとフェリーに乗ってきたんだそうです。アイヌ犬のシュマリも連れて。かっこいー。
やまびこ農園、おいしいトマトやアスパラガス、とうもろこしを直販できます。いつか必ず行くぞ!

ありがとねー!!

2012/12/25

ハトさんが育てている鶏、本当は40羽くらいいたのですが、蛇に食べられたり、どうやら弱い雛だったみたいだったりでとうとう4羽になってしまいました。しかもこの4羽全員に雄疑惑が浮上していて、最近朝に、ほへっへほーと変な声が小屋の方からしています。クリスマスに絞めるか、という話もあったのですが、やっぱりお店で鶏肉を買ってきました。

新しい床の上でクリスマス会です。酵素ジュースをちょっと分けておいて発酵させて、久しぶりにパンを焼きました。

 

ふうこが聞きます。
「クリスマスは何の日なの?」
「イエスキリストさんのお誕生日だよ」
「キリストさんは何才?」
2012歳ということになるのかな、
わーいなんでもいいから、家族で食卓をおいしく囲むのはうれしいことです。

2012/12/24

ハトさんが「おーい子どもたち、ポン菓子だぞー」とポン菓子の乗ったお盆を手に土間から上がったところで床を踏み抜いて、景気よくポン菓子を振り撒きました。
ということで床を直すことにしました。現場検証する子どもたち。

 

大工のもりちさんにやり方を教えてもらい、「床あげたら見に行くしな」と電話で指示をいただき、あげます。中の板なんかぼろぼろに腐っていました。
もりちさんできましたよー!って電話するともりちさんは仕事が入ったので来れなくなったとのこと。えぇぇ??自分たちでやるしかない。

床をあげて寸法を出したところで初日終了。家の中はカオスですが、薪がいっぱいできました。

二日目。大引きを打ちつけようとしているとよしゆきさんが現れて、僕なら断熱しますね、とチシャ猫のように笑顔を残して消えていきました。
寸法を取り直し、コメリに断熱材を買いに行き、ついでに温泉に入ったところで二日目終了。
明日はクリスマスイブです。サンタさんが来るまでに間に合わせたいよう!

三日目。いのうえさんがすごい工具をたくさん貸してくださっていい感じに進んでいます。スタイロを切っていると、スタイロの切りくずみたいな あられ雪が舞ってきました。いそげいそげ。

そしてだいたいできました!子どもたちもうれしそうにカタカタ床の上を歩いています。カタカタを微調整して終了。できたできた!もりちさんはすばらしい先生だなぁとハトさんと感心しました。
サンタさん、新しい床を踏み抜かないでくださいね。

2012/12/20

伊藤尚美さんニットの布を使ってふうこの服を作りました。

私のもつくりました。

 

ふうこはよろこんで、さっそく着て寝ました。
伊藤尚美さんのの布はひかりと風とが吹いている感じがして、ふうこによく似合います。

2012/12/20

ハトさんに言わせると私はシンプルライフとか掃除の本が好きみたいですが、図書館から借りたこんまりさんの本、とてもおもしろかった。特に服をちゃんと畳むというところがおもしろくて、一枚一枚、「こう畳んでほしい」ってかたちがあったんだなぁごめんね、って思いながら畳んであげました。
数えてみたら、下着も合わせてちょうど50枚でした。

2012/12/18

いとこの京ちゃんからおリンゴが送られてきました。
細胞ひとつひとつがぎゅっとしまっていて、本当においしい。
宮古のおリンゴです。食べると冬の宮古の空がぱーって広がります。
こんなリンゴのようになりたいなぁと思いながら食べてますよー、京ちゃんありがとう!

2012/12/16

久しぶりにヒャッキンに行きました。ほしかったシリコンの台所用具とか、ふうこが喜びそうな花柄のペンケースとか、どれもこれも100円で大興奮してしまいました。
でもだんだん腹が立ってきました。だってどう考えても100円じゃ作れないようなものばかり。
ゴミのこととか、未来に1000円ぐらい借金していないかな。
物には相応の値段をつけてほしいし、労働には相応の賃金を払ってほしい。日本経済、だいじょうぶかなあ。

ふうこのお買い物の絵です。右の方に描かれているのは紫と黄色のにんじんです。

2012/12/15

古い家を感じよく直して丁寧に住んでいる方がときどきいます。私もそうあれればいいんだけれど、この家は私の手には負えなくて、いずれ小ざっぱりとした小屋を建ててそちらに移りたいという仮住まいの気持ちもあり、ひとりでお茶を煎れたときなんかいまだにどこで休んだらいいのかわからないような状態でした。
それがロケットストーブを作って、「たとえ仮住まいでも一時のことでも、住みよく変えればいいんだ」って気がつきました。
ストーブの出来の良し悪しはさておき、作ってよかったなぁって思います。

ということで少しずつ手を加えることにしました。

2012/12/09

ミホミュージアムの土偶展にもう一度行ってきました。1回目と感覚が違いました(展示されているものもかなり違うみたいですが)。古い時代の土偶に、土偶は宇宙人のことを作ったんじゃないかなって思いました。見ていると何か遠いことを思い出しそうな、そんな感覚がひろがっていきます。

閉館の音楽に追い立てられ、まっ暗な空に浮かぶ星を追いながら家路に。
明日からミホミュージアムは冬休みに入るそうです。

2012/12/08

 

CHECK&STRIPEの薄い布をつなぎ合わせて、小さなレディのためのスカートを2枚つくりました。

 

みてみてかわいいレディたちを。
この日は助産所わの母の会、その名もわははの会の10周年のお祝いでした。ワイングラス片手にそれはそれは楽しいひととき!
芝田先生、スタッフのみなさん、わーいありがとう!!

2012/12/01

あっという間に師走です。寒い寒いといいながら
お山の上で日々たのしく暮らしています。

 

今日は街に下りてきました。奈良のさくらバーガーで腹ごしらえして

  

「ちしゃ!ちしゃ!」大興奮するしょう君と電車に乗って、

大阪のSHELFで行われている富井貴志さんの個展へ。
急に呼び止められて振り返ると親しい顔が笑っていてびっくりしたり、
すましたビルの中の懐かしい顔にほっとしたり、
遠い街がだれかのおかげでぐっと近く感じます。

2012/11/30

最近のふうこの絵はこんな感じです。登り棒をしています。

なわとびもちょっとできるようになりました。

これはバス停で、車に乗り込むところだそうです。左上のところにちょこっと線が描かれていますが、これは後ろから車が来ているのが見えているんだそうです。

これは崖の上のポニョのソウスケが、海辺でガラス瓶に入ったポニョを拾うところだと思います。足が水の中に入っています!

2012/11/25

私の古いパジャマをほどいて、ふうこのカーディガンを作りました。
ふうこはその服をとても気に入っていて、この間ハトさんと行った結婚パーティにも着て行き、ついに脱がなかったそうです。

 

神戸の空に浮かぶような高いビルで、ひとつひとつのお料理が宝石のようで、すてきなパーティだったそうです。
みなさんパジャマのことは内緒にしてくださいね。

2012/11/16

靴下が好きです。蜘蛛かタコだったらさぞ楽しいだろうと思います。
そんなことを知ってかどうか、なっちゃんもなおちゃんもお誕生日に靴下を贈ってくれました。どれもとてもすてきな靴下で、うっとりします。
そういえば実家を出て初めての誕生日に、母がラルフローレンの靴下を贈ってくれました。編みこみ模様のすてきな毛糸の靴下で、母がその靴下を手に取った気持ちがわかるなぁと思いました。

2012/11/15

ミキお母さんが編み物上手なので私は縫い仕事専門って思っていたのですが、この間久しぶりに毛糸をさわったらなんとも楽しくてちょっとだけ編み物、熱いポットの下に敷くマットです。
ちなみに右はミキお母さん作のレッグウォーマー、すごいでしょ!

深緑の糸は、13才のとき弟に編んだセーターの残りの毛糸、その頃アメリカで暮らしていて、小さな毛糸屋さんの、棚一面に並ぶ色とりどりの糸の中から、日本にいる小さな弟にこの色を選びました。クリスマスに賑わうお店はどこもオレンジとシナモンの混じった甘い匂いがしていて、今でもポプリの匂いをかぐと、セーターを着こんで暖かいお店の中にいるような、暖かく湿ったほてりを感じます。
あまり上手じゃないのに弟は毛玉だらけになって、袖もすそも短くなるまで着てくれました。深緑のセーターの弟と薄茶の銀河犬と、もっと薄い茶色の校庭が私の冬の景色です。

2012/11/11

11月が特別好きなのはお誕生日の月だからなのかな、美しい景色に、日々はらはらします。

私のお誕生日にはすてきな来客がありました。

ハトさんのお誕生日にはお土産の玉子を使ってケーキをつくりました。ストーブの上で蒸しました。工夫したらオーブン料理もできるかも。

お誕生日はうれしいです。みんながお祝いしてくれるのもうれしいし、
母になってみんなのお誕生日をより特別に感じるようになりました。
お母さん、36年前のこの日のこと覚えてる?どうもありがとう!

2012/11/10

ロケットストーブ、あきらめる前に一度TOMYさんに見ていただきました。着火方法だけでこんなに変わるんだ、とびっくり。
その後粘土で袴をはかせたり、講習会にも出てちゃんと勉強して、焚口をいろいろ試して、煙突の出口を変えたらずいぶん燃えるようになりました。とりあえずこれで凍えることも、燻製になることもなさそうでほっとしています。TOMYさんありがとう!

こんなのも焼けた!

2012/11/03

そういえば一年前の今ごろ、童仙房に家を探しに来て、
小学生に交じってお釜で炊いたご飯をいただいたりしていたのです。

 

あれから一年、今年は迎える立場に。こどもアートさんのこども×まち×いなかプロジェクトのひとつ、どろんこさんとの企画でたくさんの親子が童仙房の小学校にやってきました。
秋色に彩られた森の食卓には、薪で炊いた植田さんのほかほかご飯にお野菜たっぷりのしし汁が並びます。どれもこの山里からのいただきものばかり、豊かだなあ。そして何より盛り上がったのはバウムクーヘンづくり。何しろデルベアさんのご指導のもとですから、間違いありません!

秋の空は高くて笑い声がよく響きます。
(しいたけダンスも響いてた!)

2012/11/02

わが家はところどころ床がくさっていて、
土間と茶の間との間の板が、時々落ちます。
今日はここに立ったしょうくんが、忍者のごとく吸い込まれていきました。
遊びにきていたはるかちゃんは凍り付いてしまいました。
おーこわいこわい。

2012/11/01

寒くなってきたので、お昼はカレーうどん!
おさかなのお鍋に盛り上がるふたり。
小さい頃、私と弟も大好きだったホーローのお鍋を送ってもらいました。なつかしいなー。