kiringrafica

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雑巾で床を拭くのが大好きです。整頓は苦手。
床さえ光っていればどんなに散らかっていてもいいのです。

2012/10/26

このあたりは広葉樹が多いから紅葉がきれいでしょう、いろんな人に言われます。いちばん最初は桂の木でした。
そして背後から忍び寄る冬の気配、朝晩はもう5℃くらい?
しかもこの家は屋外仕様ですから、急いで冬支度をはじめます。

 

数ヶ月前から家の前にあったドラム缶にようやく手をつけました。ロケットストーブです。ドラム缶と耐火煉瓦とU字溝で作ります。
耐火煉瓦はこぼちゃんがひとつひとつ軽トラに積んでくれました。どうもありがとう!
それを農家のおばちゃんが洗います。
「湯加減はどうだぇ、おうおう、気持ちえぇかね?」

ドラム缶とU字溝を加工します。みなさん、ドラム缶を切るときは車から離れてくださいね、火花でガラスが傷つきますからね。
グラインダーでけっこう簡単に切れました。煙突穴もちゃんと丸く開いて、ハトさんは大工仕事の腕をめきめき上げています。

   

レンガを組みます。レンガきれいだなー。新しい小屋はこれがいいなぁ、ハトさんと盛り上がります。

U字溝のヒートライザーと100Lのドラム缶の間に断熱材(パーライトと土1:1)を入れて、200Lのドラム缶をかぶせて、煙突は前についていたものにホンマ製作所でジョイントを作ってもらいました。これに一番お金がかかりました。

けっこう簡単にできました。待ちきれずに着火!あれ、つかないよ。ぜんぜん引かないよ。

家中もくもく、煙が目にしみます。すごい火力だというので、消火器用意しなくっちゃとか話していたのに。
もう一度くり返しますが、背後から冬が忍び寄るのです。煙る室内、震える子どもたち・・つづく・・・

2012/10/15

すっかり秋です。もう10月も半分をすぎました。ええと何してたっけかな。かわり番こに風邪をひいたり、運動会があったり。
そうそう、久しぶりにザックと登山靴を車に積んで、曽爾高原に行ったんでした。

曽爾高原は、キツネに会えそうなススキの大海原が一面に広がっていました。こんなかわいいキツネさんたち、4時間くらいがんばって歩きましたよ。
しょうくんもかなり歩いてびっくり。

大混雑の下山温泉をあきらめて、ブレーキランプの片方切れた友だちの車を追ってぐるぐる走り、結局奈良に出て みんなでおうどんをすすります。友だちと別れてふうことしょうくんの寝息を聞きながら、夜道を今度は家に向かって走ります。
いい一日でした。

2012/09/30

9月はとにかくお客さんがいっぱいでした。
みんなそれぞれでおもしろかったなー。

電話がかかってきて、あさって行こうかと思うんだけれど泊めてもらえますか?って車にお布団とたくさんのご馳走をつんで群馬から夜の高速を運転してきてくれたり、
名古屋に来たついでと言って最寄のバス停から歩いて来てくれたり(ここは山の上なのです、バス停から徒歩1時間半ですよ。)、
福島からお菓子のたーっくさん入った袋をかついで来てくれたり、
コンビニからビールを全種類買ってきてくれて、そのせいかしらないけれど夜中に窓から落ちて草の上でホシガキレーってうなっていたり、
家の中でジンパしながら夫婦漫才に笑いこけたり。

他にもたくさんきてくれました。うれしかったなー。

写真はミホミュージアムでお茶をしている終始落ち着かないふたりと、森の集いで初のテント泊を雨に迎えたしょう君です。
そんな9月がかけぬけていきました。あー夏が終わってしまった!
トマトもそろそろ終わりです。

2012/09/10

童仙房にこの夏、とてもすてきなお店ができました。
プールの向こうのあそこ、あの小屋です。

お店の名前はARABON
清水善行さんの陶芸はじめ、村の作家さんたちの作品が並んでいます。

私の版画雑貨も置いていただいております。
風がここちよく吹き抜ける、みずみずしい小屋を訪れると、
すてきな笑顔が迎えてくれますよ。

2012/08/31

山ノ上マーケット、無事終了しました。
ハト畑は冷やしトマトとトマトの版画雑貨を並べました。
子どもたちをミキお母さんにあずけ(ホント助かりました、ありがとう)、
ハトさんは会場の交通整理、私は売り子でした。
トマトを渡し、お客さんがかぶりつくのを見守るのですから、とても緊張しました。いろんな方に来ていただいて、興奮しっぱなしでした。

そして打ち上げ。グランドのライトが照らす夜の校庭で、お酒のコップを片手に、たくさんたくさん話しました。子どもたちの遊ぶキーコキーコブランコの音が虫の声と一緒になって聞こえてきます。もっともっと話をしていたいのに、最後は舌がまわらなくなりました。

夜、ふと気づくと自分の部屋に立っていました。自分の部屋に入ったのは初めてです。とても粗末な部屋のすみっこに、小さい私が座っていました。何もない、とても寂しい部屋なのです。こんなところにひとりにして ごめんなさいと思いました。

こんな出会いもありました。
私たちがここに引っ越してきたことで、
今まで話してみたかった人たちと直につながりだしました。
私はあの部屋にたくさんの種をまき水をやり、ここちよく、深い森へと育てて あの子を喜ばせてあげなければなりません。

トマトもだいぶ秋色になってきて、怒涛の日々ももう少し。
わたし、みなさんとつながることができてしあわせです。どうもありがとう。

2012/08/23

毎日がかけぬけていきます。ふと立ち止まると秋の風に吹かれます。
25日は山ノ上マーケットです。昨年このマーケットで初めてここ童仙房を訪れたのでした。今年はなんとハト畑として参加することになりました!

夢のような冗談のような日々、とても追いつきません。
日々に追われて外に出ると星がきれい、
ハトさんを誘って北極星を探します。
銀河(昔飼っていた犬)を散歩しながら見た、飛行機の窓に額をくつけて見た、遠い国の芝の上で見た、テントから首だけ外に出して見た、いくつもの星空がさーっと同時によみがえってきて、どこかに飛んでいくのを感じました。空はいつもひとつです。

2012/08/15

いつも保育園から帰ってくるとぴーちくぱーちくひとりおしゃべりして絵を描きだすふうこさん。

ハトさんが会社勤めしていたころの小さな裏紙を使って
絵本をつくってくれました。おしゃべりえほん、っていうねんて。
左は布団に飛び込んだところ、右はこたつから これも持ってって~っていうてんねんて。

6cm×10cmくらいの小さな紙に、すっごく細かく書いています。台所の窓の外にちょうちょが飛んでいたり、歯がびっちり書いてあったり。

小さな手にはえんぴつダコができています。

そしてなんと歯が抜けました。

2012/08/13

長岡京の保育所のみんなが泊りがけで山の上に遊びに来てくれました。

ブルーベリー摘みをしたり、散歩したり、

もちろんスイカも食べました。

ブルーベリーはジャムにしてホットケーキにのっけて、みんなで魔女になりながら食べました。
ああたのしかった!またきてね。

2012/08/05

きっこんきっこんきっこん、
単線の電車に乗って隣町の笠置町の花火大会へ。

火の粉をつかめそうなほど大きな玉が広がって、どーん!身体で音を受け止めます。河原で大きな花火を見たのはいつぶりだろう、いいもんですね。
しょうくんはパチパチ手をたたき、ふうこは こわい、かえろう、とつぶやいていました。
これからも毎年見に来るのかな、
そのうちハトさんとふたりで見る日がくるのかな。
次々と打ち上げられる華やかな花火が真っ暗な空に吸い込まれるように、私のこの日々もまた新しい季節に移ろっていく、
はかない夏の饗宴を前に、子どもたちの頭を抱える腕に思わず力がこもるのでした。

2012/08/01

暑いですね。ここは日中かーっと暑くても日が沈むとさーっと涼しくなって、本当に気持ちよい季節です。
朝、散歩に出たらいつもと光の色が違って、日食かな?と一瞬思いました。ああ秋が始まったんだ、と気付きました。

トマトがどんどん赤くなり、慌しく、そして毎日ありがたくすごしています。前の保育所の先生に誘われて宇治炭山の山ウサギ保育園をのぞいてきました。「ふうこ ここの保育園に通いたい」そうです。私も通いたいです。

2012/07/26

ハト畑のトマトたちが次から次へと赤くなっていく!
連日いろんなところを回ってお届けしたり、置いてもらう相談をしたり、
なんともうれしくあわただしい日々です。
ホームページもなんだかわけわからなくなってきました。
ハト畑から というページを作りました。探してみてくださいねー。

2012/07/14

かなかなかなかな、
蜩が鳴いています。

大雨、たいへんでしたね。
ここはすべてのものがかびていく梅雨もあけて、
夏がやってきました。
トマトも赤くなってきた!

2012/07/10

保育所から帰ったふうこさん、
いつもとんでもない体勢で絵を描きだします。

すかさずしょうくんがやってきて馬乗りに。

そしてそんな絵を描いていました。
絵をみるとふうこがどんな気持ちなのかがよくわかります。今日は保育園たのしかったようでよかったよかった。

2012/07/05

ぴよぴよぴよぴよ、ひよこたちがやってきました。
きゃー、かわいい、くさいくさい、きゃー

ためしによもちゃんと一緒にしてみましたが、
よもちゃんはお母さん役をする気はないたい。

よもちゃんは日光浴中に脱走。毎朝散歩しながらよもちゃんの葉っぱをつむのが楽しみだったので、さびしいです。
いつの日かすてきなだんな様と子どもたちを見せに来てくれたらいいんだけれど、、、キツネやイタチにつかまりませんように。

オーブンがないのでパンケーキを焼くようになりました。だいぶ上手になってきたよ。そのうちタマゴの入った、うんとおいしいのを焼くからね!

2012/07/01

夏越の土曜日、ハトさんと楓子は福井県の大飯町に行ってきました。
日曜日と月曜日はみんなでお伊勢さんへ。しょうくんは初めてです。

お参りしたらおっすし、おっすし、お寿司コールをしながら四日市へ。ハトさんのカクテイキョシツネンキンが戻ってきたそうなので、そのお金でお寿司をお腹いっぱい食べて、絵本をいっぱいいっぱい買いました。
帰り道、ふうこは「ぜーたくって何?」って聞きます。

この国に住めることは、とてもぜいたくなことです。
国として脱原発を選ぶこと、何よりのぜいたくだと思います。

2012/06/30

初夏ですね。道端にはのばらが咲いています。
部屋に挿すと淡く青い香りが立ちます。

雨が続くと家中がじっとり、風通しの悪いところからかびていくので持ち物を減らすことにしました。
虫も多くなってきました。台風のあとは土間でヒルを発見してげんなり。4匹もですよ。1匹はよもちゃんの上でですよ。カリグラシにも程があります。

雨が降っていなかったら、晩ごはんを食べて、お風呂に入って、外がじゅうぶんに暗くなってから蛍を見に行きます。蛍光がすーい、すいっっとかけ合うのは本当にいいものですね。
ときどき通る車からは、夜道に赤ちゃんを抱え、子どもの手を引いて歩く人が照らし出されてぎょっとするはずです。お風呂上りの楓子はパジャマです。この間は水着でした。

2012/06/18

ハトさんと大掃除して風通しがよくなったからか、
いろんな友だちやお客さんがたちかわりいれかわりで
とっても楽しい週末でした。

いろんな人からつかまえられるから?よもちゃん脱走!
しかし脱兎のごとく、とはいかず
すぐにつかまってしまう 箱入り娘のよもちゃんなのでした。

2012/06/18

ふうこからお手紙をもらいました。
なんて書いてあるか、わかるかな?

今のふうこの世界は、絵のような字のつもり、すてきだな。
このゆるやかな世界はさぞ楽しいだろうな。言い間違いなんかもとってもかわいい。
教えてあげることは簡単だけれど、自分で気づくことの方がずっと大きな世界だし、教えてあげなくても、ひとりで読めるようになって、書けるようになって。。識字率の低さって環境なんだろうなと思います。

ちなみにおてがみは
「おかあさんだいすき」
「りえちゃんのことはすきです またあそぼうね」だそうだ。

2012/06/02

日帰りで金沢へ。
私としょうくんはレクチャー、ハトさんとふうこは21世紀美術館でデート。
帰り道、ハトさんはひさしぶりの美術館の興奮を、ふうこはおいしいランチプレートに何が載っていたかひとつひとつ話してくれました。

2012/05/31

裏の畑に鹿よけネットを張っているのに鹿が入ってきてえんどうやジャガイモを食べたので、畑にテントを張ってハトさんと交代で見張り番、これがとてもたのしいのです。

暗闇の中から、
ぎゃー、ぎゃー、(きつね?)
ぎー(?)
だらすこ うーふー(ふくろう)

なんだろなーと思って野鳥図鑑を買いました。でもさっぱりわからない。当たり前なんだけれど、鳥でもそれぞれに違う鳴き方するんだな。あのうぐいすは「ほー、ほけぴちゅ」、こちらは「ひー、ぴきけきょ」。CDの鶯はとってもせっかちに「ほ、ほけきょ!ほ、ほけきょ!」って鳴いてました。

鹿や猪のお肉、ここに来て初めて食べました。ひょっとしたら筍やジャガイモを取り合いした方々かも。
猪のお肉、クミンと炒めたり、トマトのシチューにしてみたら、とってもおいしい。少し羊に似てると思います。
鹿は・・・野生の牛はこんな味なのかも。ありがたくいただきます。