kiringrafica

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雑巾で床を拭くのが大好きです。整頓は苦手。
床さえ光っていればどんなに散らかっていてもいいのです。

2014/07/07

7月に入り、家作りはいったん休止です。
最後の作業は天井の断熱材の押さえを打ち込む仕事でした。
これがけっこう難しくて。。でもま、落ちてこなさそうだしいいでしょう。

家作り、たのしいなあ。
一応「完成予想図」を目指してつくるとはいえ、何しろ家ですから、出来てみないとわからないことばかりです。
例えば窓の高さと、窓からの見晴らしとの関係とか。
(ちなみにどっぽ村との家づくりは、見積もりすらもありませんでした。これはこれで問題だと思いますが、今は別な話です)
家っていまや買うものだけれど、新築の「完成予想図」は他の買い物のように手に取ったり試着したりができないから、当然「あーすればよかったこーすればよかった」が出てくるわけだけれど、
日ごろお醤油が30円安いとかそういう世界で生活している私たちにとってはとんでもない額であり覚悟なはずなのに、不満と金額とがぜんぜんつりあいません。
結局その不満にちょっと積極的に対応しようとしたら、大工さんを見張って文句言うとか、挙句のはてにクレーマーと呼ばれるような行動をとってしまうのもなんかわかるなあ、と思います。

自分で家をつくると、自分で不満に対して働くことができます。何か自分で工夫できる余地があって、いいなあ。

2014/07/06

朗報週間でした。
(写真は、電車のホームででんぐり返しを試みる人と、阻止する人です)

電話がなり、出ると幼ななじみの声、それだけでも嬉しいのに「京都に越してきたんだよ」、と言う。
電話がなり、沖縄に移住したいと言っていた友だちが「本当に沖縄に引っ越すことになって、しかも来週!」とはずんで言い、そして家族で会いにきてくれる。
(台風だいじょうぶかな・・)
友だちから手紙が届き、この友だちの手紙はポストに落ちる音が澄んで響くのだけれど、今回も丁寧な字が並んでいて、便箋をめくると結婚することになりました、とある。

そして、大学の友だちの結婚式で鎌倉へ。懐かしい顔と友だちを祝いました。

 

友たれ永く、友たれ。
この生の、旅する日々が交差することを喜ぶ一週間でした。

2014/06/15

親戚のお葬式に出るために、しょう君と二人で岩手に帰省してきました。
二泊三日、お葬式とは言え、家族や親戚に会えるのはとてもうれしいことです。

しかし遠いなあ。片道11時間の旅でした。山田線の車両切り離しを見て、こまちとはやぶさの連結を見て(がっしゃん!)、新幹線でお弁当が買えることを覚え(アイスクリームがあるのはまだ知らない)、おいしいおいしい鯖寿司を食べて・・・それでもまだ東京、道の半分なんです。電車好きのしょう君もさすがにあきたと思います。それでも帰るなり復習していました。

日暮れ後におじゃました、いとこの林檎の木には青く小さい林檎の実がなっていました。この木の繁らす葉の下にもぐりこめたこともうれしいひとつでした。
いろんなことがほんと一瞬で、流れ星になった気分。
宮古のお母さんぴーくん、みなさん、川崎のお母さん、そしてスプートニクしょう君、どうもありがとう。

2014/06/12

つばめは五羽みんな大きくなって、一羽ずつ巣立っていきました。
巣を見上げると、昼間はじゃあじゃあ5つの頭を並べ、夜は5つの尾を出して・・・かわいかったなあ。

大工さんたちが4人できて、サッシを入れてくれました。
ああこれで住める。。ほっとします。

大工さんの仕事ぶりを見守る子どもたち。

夜、蛍を見つけました。ああまたこの季節が始まったんだなあ。

2014/06/10

ここ数日の陽気に、おびただしい数のテングチョウが土にとまっています。
近寄ると五線譜からとかれた音符のように、
いっせいにひらひらと舞い出します。

どっぽ村エコワークスとの家作りは、ときどき大工さんが来て、難しいところを進めたり、新しい作業を教えたりしてくれます。
今回は断熱材と軒天貼りに進みました!
大工さんがひとりで、細い足場板に上がり、重い重い断熱材をえいしょっと持ち上げ、天井に釘で打ち込みます。私は落ちないで!がんばって!!と下から見上げていました。あんなこと絶対にできません。

ローコストだけど安い建材ではなく、気持ちよい素材しか使わない。
その辺の棟梁清水さんの感覚、作っているうちに、なるほどなあとうなずくことがたくさんあります。住んでからもたくさんうなずくかもなあ。信頼できてうれしいなあ。

断熱材はフォレストボードという、杉チップをコーンスターチで固めたのを使います。おいしそうだなあ、シロアリさんやネズミさんはほんとに食べちゃいそうだけれど、どうなのかなあ・・・。
断熱材なんか、水色のポリスチレンなんかでもよさそうに思うんだけれど・・・ずっと安いし・・・でもたしかに、そばに立つと身体で感じる気持ちよさがあります。

粉まみれになって断熱材にまたがっていたなんじーさんのことを思い出しながらの作業です。これからも何回も思い出すんだろうな。ありがとう。

さて、入梅しましたね。
風が強い夜は、朝起きたら家が飛んでいるんじゃないか、傾いているんじゃないかと心配になります。セルフビルドならではの心配です。

今日のしょう君は、墨つぼで遊んでいたみたいです。

2014/06/01

少し前の夜のこと、しょう君がトーマスの本を持ってきて
「とーまちゅ おんでー」というので
「とーます よんでー、ですよ。」と鼻を高くして言うと
「とーます よんでー」というのでびっくりしました。なんだちゃんと言えるのね。

それ以来、しょうくんは普通に話しています。

しょう君は5月いっぱいで保育園をやめました。
毎朝いやだいやだと、保育園の話題が出るたびに黒雲がたちこめてしまうしょう君、
保育園も、ひとりひとりの先生は本当に温かくみてくださるけれど、
あれしろ・これだめの多いところで、無理させる年齢でもないしな、と家でみることにしました。

本当はたいへんなんです。仕事もたくさんあって、お互いの実家も遠いし、早起きしたり、配達に一緒に行ったり、お友だちにお願いしたりしてなんとか進めています。
しかも、しょう君は次から次へとすごいいたずらを思いつく!
この間はしょう君の服がぜんぶ洗濯機に放り込んであって、ご丁寧に洗剤もたくさんまぶしてありました。
でも、そういういたずらに怒りつつ噴き出してしまったり、こうして後ろからおそいかかってくるしょう君をかわしつつ仕事できることって(今も肩車みたいに乗られ、上からメガネをいじられてる)、うれしいことですよね。

2014/05/28

急に遠くに行きたくなって、
子らと車に乗り込みました。

目的地は10年近く前、一度訪れた神社です。
きれいな川沿いを走ります。次はタオルと着替えを持ってこよう。

杉林にどきどきします。
地図を手に
本当にあそこだったのかな、ひょっとして幻だったかもしれないな
と思いながら、目的地はまだまだ先です。

2014/05/26

山道の藤も白いアカシアもあっという間に咲き終わり、一気に虫がわき出し、お茶の緑が鮮やかです。がっちゃんがっちゃん、と茶工場の音が響き始め、今年もお茶の季節が始まりました。新しい家のお隣は、布施田さんのお茶畑です。

今年もツバメの子たちがかえりました。

 

屋根の上にのぼって壁板を貼っていると、子どもたちが横切っていきます。

上棟から1ヶ月、材料の足りないところを残してほとんど壁を貼り終えました!
大工仕事は進み具合が目に見えるので、とてもたのしいです。みんなどうしてこの楽しみを人にゆずるのかな、と思うくらい。
でも一軒でいいです。早くできないかな。

2014/05/20

ふうこが急に、言いました。海に行きたいなー。

ああいいなあ、ぷかぷか波に浮きたいなあ。
ぷかぷか気持ちよく浮いていると、ハトさんが言いました。いやだね。

そうかあ。つれないなあ。
たしかに行けないよなー。行ける距離の海はまだ寒いしなあ。

しょう君も言いました。ぼくもやだ。

しょう君は顔に水がかかるのが嫌いで、髪を洗うのも一苦労です。1ヶ月に1ぺんくらいだけ、お湯につけて洗ったことにしています。

ということで今日もこつこつと働きます。
黒い家です。柿渋のトミヤマの高級塗料・コートG!なっちゃんファミリーはじめ連休中にみんなが塗ってくれました。さらさらと木に染み込む感じがとても気持ちよい塗料だなあ!長持ちするといいなあ!!

放課後が楽しみなふうこたち、私も遠くからバスが帰ってくるのが見えて、ふうこが走ってきて、童仙房キッズたちが自転車でやってくるのがたのしみです。
(でもバイバイの時間は守ろうね)

今日はいろいろ持ち込んでお勉強しています。

はい、次はお勉強の時間です。今日の字は「す」ですよ。
ばぶばぶ。
ばぶばぶではありません!

・・・力が抜けるなあ。
今日も少し、家作りが進みました。

2014/05/14

田植え。ふうことまおちゃんとが手伝ってくれました。
しょうくんたちは、ちびっこ泥人間と化すかと思いきや、どろんこは嫌だそうでおかげさまで田植えが進みました。

今年の田んぼはいい感じで水が入っています。ふじおさんが代掻きしてくれました。パソコンのお礼だそうですが(ハトさんはパソコン相談役です)、新米農家のあまり調子のよくない田んぼのことを、気にかけてくれていたのかもしれません。ふじおさんありがとう!

ああ水面がうつくしいなあ。
ココココココココ 木々の笑い声のようなキツツキの音、
ゲゲゲゲゲコゲゲ 田んぼの笑い声のような蛙の鳴き声、
そしてケラケラと子どもたちの笑い声。
山々をあおぐと、どの木も芽吹きたてのほがらかさに笑っています。
腰をのばしながら、思わず目を細める。

鹿にもイノシシにも荒らされず、
おいしいお米が実りますように。
そうしたら、みんなで食べようね。

2014/05/11

今日ものどかだなあ。
ハトさんは畑仕事、私は家作りです。
午後になると子どもたちがやってきて、巨大なジャングルジムで遊び始めます。

ときどきお手伝いもしてくれます。
(ミツバチの巣箱を作っています)

ああ!それはやめて。

かわいそうに、こんなになってしまいました。
お家は切らないでね。

ああ、ほんとのどかだなあ。

2014/05/06

そして、本当に家作りがはじまりました。

1日の朝、大工さんたちが4tトラック2台に資材を積んでやってきました。
(ということはわが家は10tくらいの重さってことだな)

バンから8人の大工さんたちがわらわらと出てきて、どんどん組み上げていきます。
ごきん、ごきん、木槌の音が響きます。
大工さんかっこいー!!そしてわが家、でかい!
景色が変わってしまいました。

 

ハトさんの演説アンド餅まきアンドお菓子まき!!

3日間、8人の大工さんががががっと作業してくれて、がががっと帰っていきました。
わたしはみなさんのご飯係で、分刻みでご飯のことばかり考えていました。

これからは大工さんに指導してもらいながら、自力での作業になります。
ひとり残ってテント泊で作業してくれた田上くん、めちゃ働いて、夜は子どもたちに埋もれながら遊んでくれます。子らは お風呂までついていき、朝はテントに起こしに行きます。

大工さんと入れ替わりでなんじーさんとひとみさんも来てくれて、ああ私たち、働く大家族~!

連休中は気持ちのよい空模様続きで、たくさんの人が来てくださいました。ふと数えてみたら20家族以上!すごいですねー。
もう二度とできないくらい、よく働いた6日間だったけれど、思い返すとどの時間もきらきらしています。みなさん、本当にありがとう!

2014/04/29

助産所わの15周年記念イベントでした。
2月くらいからスタッフ10名前後(+20人くらいの子どもたち)で集まって準備してきたこの日が、いよいよやってきた!
なにしろ強烈な晴れ女揃いなので、まったく雨のこと考えてこなかったのですが、
まさかの雨です!
大慌てで雨モードでみなさんを迎えました。

わってすごいところだなー。
朝から雨で、みんな小さいお子さんがいて、柳生は遠いところなのに、
やっぱり400名近くの方々が来てくれて、みんなで会場に笑い声の余韻を残してくれました。

その日は緊張と興奮と、雨で申し訳ない気持ちとでいっぱいだったのですが、
次の日にそういうのが取れたら、
みんなが来てくれたのがうれしくて、
雨なのに、柳生まで集まってくれたのがうれしくて、
うれしくてうれしくてぽろぽろぽろぽろ涙が出てきました。

photo by Shuji Yonemoto

助産所わ は名前の通り、芝田先生を中心にどんどん輪がひろがっていくところです。
この輪を、たいせつにしよう。

photo by Yumiko Shirakawa

そうそう、ふうこの絵が採用された記念Tシャツ、とってもかわいいTシャツでした。

2014/04/27

ふうこ7才の誕生日です。
2日後にひかえているイベントの準備に出かけたいところだったのですが、イベントのスタッフが背中を押してくれてお家でゆっくりお祝いすることができました。みなさんほんとありがとう。

お誕生日のご飯はな、から揚げやで。
はい、了解です!

ケーキは生クリームにしてな、
はい、こちらも了解!!本当はみんな食べれるケーキにしたかったんだけれど、ふうこの誕生日だもんね。

春の小さな花たちがあふれる畑を走り回ったり、家の中に入ってきて新しいおもちゃ(ムーミンのミニハウス!)で遊んだり、髪の毛を引っぱり合って喧嘩したり、仲直りしたりのたのしいたのしいお誕生日でした。はるかちゃんあっくんもありがとう。母もゆっくりうれしい一日でした、ありがとう。

2014/04/17

さてさて、本当に家を建て始めました。
まずは土台です。おむかいのひさしさんが、ちゃちゃちゃっと作ってくれました。井戸も掘ってくれました。

ひさしさんは本当に働く人です。スズメバチのごとく、高速で、休みなく働きます。たぶん明日ウルトラマラソンを走れといわれても走れる人だと思いますが、その体力をすべて仕事に注いでいる、日本を支える一人です。
わが家も支えていただくことになった!

ユンボを間近に見れて、うれしいしょう君。井戸の穴にもちょっとずつちょっとずつ近寄っていきます。そのうちドボンっていいそう。

棟上は5月1日に決まりました!
どっぽ村の清水さん率いるエコワークスさんがセルフビルドを指導してくれます。野次馬もお手伝いも大歓迎ですよ!

2014/04/07

そしてついに、ふうこは小学生になりました。
たった数日のあいだに、こんなに変わることがあるなんて!
ランドセルに手を振りながら思います。

スクールバスで帰って来て、放課後ははるかちゃんといさむくんと自転車を乗り回す日々。
童仙房に友だちがいてよかったなあ。

入学式の夜、
「先生、ハンカチ忘れたら困ります、って言わはったな。保育園では、忘れたらあかん、やったな」と言うのでびっくり。とっさにあかんあかん言っちゃうけれど、説明してあげようって思いました。

「あんな、ふうこのいちばん楽しみな時間はな、給食やで。」
ハトさんに「お父さんも」と返されています。

ふうちゃん一年生おめでとう!

2014/04/05

そしてしょう君の3才の誕生日がやってきました!
川崎のお母さんとおばさんが、プラレールを贈ってくれました。
しょう君はきっと、動く電車は「他の家にあるおもちゃ」だと思っていたことでしょう、とにかく大興奮です。

ふうこが作るとこんな感じ。

しょう君もまねして作ってます。

軽トラ?電車??バス??やっぱり軽トラケーキになりました。

3年前、助産所わでしょう君を産んだあの日、またここで産みたいな、と思ったのがひとつのはじまりです。あれから3年、今のつながりはほとんどこの間に培ったのかと思うと、3年あればなんでもできるんだなあと感心します。
そして、お産は生き方って本当ですね。

保育園でもひとつ上がって2才組になりました。
保育園指定の黄色いリュックになるので喜ぶかな、と思いきや、リュックはお父さんに預け、赤いやかんを持って長靴をはいてます。軽トラの助手席で通園です。

いつも元気なしょう君、ありがとう!

2014/03/25

このところ、ふうことしょうくん、それに私も、ムーミンに夢中です。
アニメを見て、マンガを開いて、夜は物語を少しずつ読んでいます。
前になっちゃんにもらったムーミンのケーキ型も大活躍。

お風呂で、ふうこが聞きます。
お母さん、お話ししてあげるな。
「野原でピクニック」と、「ムーミンくしゃみが止まらない」、「スナフキンさようなら」と「フローレンの前髪」、どれがいい?
(うーん、くしゃみが止まらない、かな。)
「てらりーら~♪」
毎回テーマソングから始まります。お話しはたいてい出口がありません。

しょう君もお姉ちゃんの真似をして、お話しを聞かせてくれます。
「ムーミントロールのぉ~、おぉは~な~し~」紙芝居でも始まりそうな感じ。

本屋さんでこんなマグネットのおもちゃを見つけて、
1ヶ月も先の誕生日プレゼントがやってきました。
モランやフィヨンカ婦人たちはいなくって残念。

2014/03/22

そしてついにふうこは卒園式を迎えました。

まっすぐな力と、春の陽差しのような暖かい周囲に恵まれて、どんどん大人になるふうこ・・・ふうこのお母さんでしあわせです。
ありがとう!

2014/03/20

よし、鍋を買おう。いい鍋を買おう。
そう思って友だちの台所をのぞきこんだり、フェースブックで聞いてみたり、
重い鍋にしようかな。
今あるアルミの大きな無水鍋、とてもいいけれど、カレーとかお鍋に入れっぱなしにしておくのがちょっと嫌な感じがするので、ステンレスか琺瑯びきしてあるような鍋がいいな。

よし、スタウブか、イッタラのツールズ鍋にしよう。
迷っていたらまりちゃんがスタウブを貸してくれました。

お米がとてもおいしく炊けます!テーブルの上においてもすてきだなあ。でもハトさんが落として、フタの釉薬が少しかけてしまいました。修理はしていないそう。フタだけも売っていないそう。わーんどうしよう!!まりちゃんごめんなさい。

そうこうしたら宮古のお母さんが、バーミキュラという鍋を送ってくれました。重いんだそうです。うれしかったけれど、少し寂しい気持ちになりました。
バーミキュラ、修理もしてくれるし、空炊きも大丈夫だし(このふたつが私に必要なことだとよくわかった)、一件落着です。
お母さん、ありがとう。大切に使います。
まりちゃん、ありがとう。ひみつありがとうね。