kiringrafica

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雑巾で床を拭くのが大好きです。整頓は苦手。
床さえ光っていればどんなに散らかっていてもいいのです。

2012/03/20

ようやくのようやくようやく、家でネットが見られるようになりました。ドコモに変えたハトさんの携帯電話(これをいじっている姿は コンパスをきっているように見えます)から通信します。これで近所の無線LANのノラ電波を探して 凍えながらパソコンを抱える生活もおしまいです。

ハトさんの携帯電話で撮る写真はとてもきれいです。きれいすぎてなんだか嘘くさいくらいです。

2012/03/17

車で山をおりると、Fは「山をおりるの?」「ここは町??」と聞きます。
今日は町にやってきました。用事をすませて、お昼に寄ったefishのサンドイッチは「ふうちゃんこんなにおいしいお昼ごはんやって思ってへんかったで」ってくらいおいしかったようです。まんぷくでメリーゴーランドnoninokoさんのワークショップ、絵本をたくさん抱えて、最後に画箋堂によって、Fは好きな色の鉛筆を11本選びました。どれもすてきな色ばかりで家に帰るとさっそく紙にむかっています。

ひさしぶりの町でした。

2012/03/08

そして本当に童仙房に引っ越してきました!

引越してきたおうちは前の方の荷物に溢れていて、埃や虫食いだらけでとってもたいへん。しかも寒いし(台所の温度計はいつでも0℃!)、このところ雨ばかりでかび臭し・・・
そうしたら、ふふ、まあ元気だせよ、ってとってもとってもおいしいかぼちゃケーキとごろごろ野菜が届きました。ごろごろ野菜は奪い合いでした。

ありがとうの手紙を書いたら、ブラちんがお返事をくれました。
「僕らが今の家に越してきたとき、引越し作業で疲れていた上に、寒かったり食料がなかったりで、随分心細い思いをしました。」
ありがとう、私たちとっても励まされたよ。
引越しの日にお餅を作ってきてくれたり、童仙房に着いたら電報がやってきたり、はがきが届いたり、とにかくいろんな人たちの存在が暖かい日々です。どうもありがとう。

2012/03/01

そしてついに引越しの日がやってきました。
すばやく動く筋肉質のパンダお兄さんが どやどやとやってきて、私たちは棒のように突っ立ってみていました。激流のようなそのすばやい動きの邪魔にならない場所に立っていようと思うのですが、どうしても邪魔になってしまいます。私は今までハトさんのことを片付けの天才だと思っていましたが、上には上がいるんだなと感心しました。

みんなで荷物を押さえながらトラックの扉をしめました。お兄さんは「このトラックにこんなに積んだのは初めてです」、と言いました。

しみじみ、すてきなおうち、たのしい日々でした。どうもありがとう。

2012/02/24

カーテンを引くのがあまり好きじゃないので、向こう側に何もない北の部屋のカーテンは、5年間ほとんどあけっぱなしでした。
その麻のカーテンをはずして、タオルをたくさんつくりました。新しい(といっても古い)家用です。

一眼レフのNiconを友人がかしてくれました。
そしたら今まで使ってたリコーのGRがどこかにいってしまいました。
ごめんね、そういうつもりじゃないんです でてきてください。

2012/02/18

引越しの日がきまりました。3月1日です。スーツを着たパンダさんがきて、家の中の荷物を指差しながらにこにこ眉毛を動かし、2tトラックぎりぎりですね、といいました。パンダさんはiphoneで引越し先を調べて、うれしそうにしていました。私はくねくね道をトラックが登っているのを想像して、少し不安になりました。引越し代金の書かれた紙を見て、物はもたないに限るな、と思いました。

パンダさんは段ボール箱をたくさん運び入れ、にこにこ帰っていきました。箱にはパンダの顔がかかれています。トラックにもかかれているそうです。
Fは「あー、Fちゃんパンダの絵がめっちゃ気になる」と言いながらパンダの絵を描いてました。

2012/02/16

神奈川の実家に帰省してきました。
久しぶりの東京です。熱海あたりから景色が瑞々しい鶯色のもやがかかったようになって、ああ懐かしいなあと思いました。

ハトさん方の親戚にたくさんお会いできてよかったです。
2泊3日は短すぎると何回も言われました。私もそうだと思いました。
Nちゃんは仕事をずる休みして遊んでくれました。

東京は、結び目ができそうなくらい地下鉄や電車が行ったり来たりしていて、とにかく人と人造物とであふれていて、感覚がめちゃくちゃになります。みんなよくがんばってるな、と思いました。

2012/02/01

ところで、ついに田舎に引っ越すことになりました。
京都と滋賀と奈良と三重の県境くらいにある、
南山城村の童仙房という地区です。
トイレットペーパーひとつ買うのも車で30分くらいの山の上、でも
そこに立ってみると、世界の中心のような気持ちになるところです。

この空に、いろんないい気持ちたちをぽんぽん浮かばせていくのです。
みんなが遊びにきてくれて、
みんなでいい気持ちを浮かばせることができますように。

2012/01/21

ほつほつと雨の降る中、くねくねとダムに続く川の横の道をたどりながら、南山城村のねこぱんというカフェに行ってきました。
廃校になった木造の小学校の、教室のひとつがcafeねこぱん。
スリッパをひきずりながら、廊下から教室をのぞいたり、中庭をのぞいたり、もう背伸びしなくてものぞけるけれど、相変わらず休みの日に学校に入るのは、悪いことしているみたいな気持ちになります。
湯気で曇ったガラスの向こう、がらがらと戸を引くと 中は暖かくってごはんの匂いがしていて、
すてきなおばさんが「今日はひとりですからごめんなさいね」ってゆっくりゆっくりサーブしてくれました。
村周辺のいろいろな物が置いてあってひとつひとつ手に取ったり、黒板のメニューの字を何度も読んだり、
小さな椅子を引きずると、椅子が木の床にひっかかる硬い感じ、お尻になつかしい。

ここにいろんな友だちをつれてくることになるのかな。

ごはん、丁寧でおいしかったです。家でもベーグルを焼きました。

2012/01/12

sの調子があまりよくないので、なるべく家で過ごしています。
Fがたくさんたくさん帽子を描いていました。

私の団地の3階のおばさんは帽子をかかさず、
ぼんぼんが揺れていたり 四角い中国風だったり、
いつもジャージ姿なのに頭の上だけは楽しそうです。
隣の棟のおじいさんは、会社勤めではなさそうなのに
いつもスーツに山高帽でぴっとした格好です。
雨の日はレインコートのフードの上に山高帽をかぶります。それで自転車を姿勢よく漕いでどこかに行きます。

そんな周りの人たちの帽子のことを思い浮かべながら描いていたら、
あっというまに一日が終わってしまいました。

2012/01/05

今、ハトさんが東北震災復興キャラバンに参加しています。しばらくは母子家庭。
私もこんなことをしています。

2012/01/02

毎年毎年 お正月の空気がすがすがしいのは、
みんなが すがすがしくすごしているからなのかもしれないな。

今年は(も?)おせち料理はつくらず、
Fリクエストのおすし(押し寿司風)をちょこっと盛り合わせて
宮古の母からいただいた安比塗り(浄法寺塗りの親戚なんだって)のお椀でお雑煮。
近くのあかね神社にお参りして、
小さな車にいろいろ押し込んで、京都の上賀茂のおばさんのところへ。

アメリカに住んでいるおばさんが京都に半年滞在していて、
いま4人のイトコたちがいろんなところから集まってきているのです!
今回SちゃんEちゃんのお腹に赤ちゃんがいることがわかって、これからは子どもたちと一緒につながっていく感じがして、居心地がよかった。

その日の夜、きらきらと光が雪のように降る夢を見ました。

ハトさんと「たのしかったね」とくり返しながら 小さな車で帰ってきたのでした。

2011/12/31

sが高熱を出しました。
あのsがしょんぼり揺れていて笑ってもくれないのですから、
楽しみにしていたお餅つきもイトコとの夜も あきらめるしかありません。
返り血を浴びながらお風呂の天井のカビ掃除をしたり、鍋のフタを盾に大騒ぎしながらから揚げをあげたりしました。せっかく大掃除したレンジが油まみれになって、もう揚げ物なんてするもんか、と思いました。
Fは三輪車でストーブに激突しました。

突発性湿疹のようでsの熱は下がりました。
今日はNちゃんが遊びにきます。今年最後のたのしみです。

2012年が明けるとは思ってもみませんでした。
太陽の恵みをいただき、多くの人に支えられ、
この日を家族と迎えられることをしあわせに思います。
ありがとうございます。
どうぞ、よいお年をお迎えください。

2011/12/25

あんなに待ち遠しかったこの夜がやってきて、
枕元でクリスマスツリーがちかちか光っていて、
夜中に目を覚ますたびに枕元を確認して・・・。
いくつになっても12月24日の夜のことを思い出すと、胸がとくとくします。

「保育所でな、サンタさんからコマもらったから Fにはもう サンタさん きはらへんと 思う」とおっしゃっていた謙虚なFさんのところにも、つみ木やらビーズやら抱えてちゃんとやってきました。

さっそくチョコレートを食べながら、サンタさんがプレゼント届けてくれるところを描いているFさん。
sにもちゃんと来ましたよ。

私も絵本と詩集、ハトさんから本をいただきました。私もハトさんに本を贈って、この日でわが家には14冊本が増えました。ゆっくり楽しみます。

2011/12/23

久しぶりに四日市へ。
鈴鹿山脈は白く色づいていました。
風が吹きすさぶ河原で少し遊んで。。

メリーゴーランドへ。天井までびっしり並ぶ本にわくわくしました。
お母サンタはこっそりお買い物。
絵もちゃんと飾ってありました。

2011/12/04

12月ですね、Fは昨年、アドベンドカレンダーでクリスマスをカウントダウンしたのをおぼえていて、
あのめくるやつがほしい、というので京都に買い物に行きました。

メリーゴーランドで絵本をたくさん買って、
sの調子が悪いので画材屋さんはあきらめて、
デパートの授乳スペースで長い休憩。地下に降りると富沢商店という食料品店ができていました。豆や粉が各種取り揃えてあって、あこがれの材料に興奮する母、試食に興奮するF、ふたりでわあわあ言いながらまわりました。

お豆とドライフルーツと、絵本が重い しあわせな帰り道です。
もうFさんと、お買い物を楽しめるようになったんだなあ。

2011/12/01

麦、最終章?は麦藁細工です。
ヒンメリというフィンランドの光のモビール、わあきれい、心がおちつきます。その年に収穫された麦でこれをつくり、大地の恵みに感謝して、冬至(ヨエル:フィンランドのクリスマス)を祝い、春を待つんだって。フィンランドの農婦を想いながらつくります。

ヒンメリはおおくぼともこさんの本で知りました。おおくぼともこさんはnoninokoという活動されています。なんだかとってもおもしろそうなところなのです。

ヒンメリ、お店にも置いていただいてます。
ご連絡いただければおゆずりしますよ!

2011/11/26

二泊三日で岩手へ行ってきました。

法事を早々にすませてさあ、温泉温泉!
花巻の藤三旅館、お湯も雰囲気もとてもよいところでした。天井の高い木造の建物、湯治部に一歩足を踏み入れると昭和の世界が広がっていて、薄暗い蛍光灯がちらちらする寒い廊下に、ペタペタ スリッパが響きます。

浴衣に丹前で 立ち代り入れ替わり温泉に入り、
きのこ御膳でまんぷくになって、お布団しいてもらって
丸くなったお腹をさすりながらゆらゆら白い足が伸びるお湯を見つめて、
朝一であっついお湯に入って、
朝ごはんのあとで さあ最後ね、と温泉に入り、
なかなか泊まることができないけれど、温泉旅館っていいですねえ。

二日目は盛岡のホテルに泊まりました。自販機には銀河高原ビール!!ホテルから紺屋町に向かい、駅前通を通って材木町まで歩き通し(けっこうな距離なのです)、Fがたくさん歩けるようになっていてびっくり。
紺屋町のクラムボン、サンドイッチがとてもおいしかったです。
コーヒーじゃなくて珈琲と書きたくなるような、煎りの深い懐かしい味、
学生時代に出会っていたら足しげく通ったろうなあ。

冬枯れて黒くなった林、オレンジ色の枯れ草、りんご畑、
ああ岩手いいなあ、住みたいなあ。

故郷があるってしあわせなことです。ありがとう。

2011/11/25

最近のFの発言

木に朱い実がなっているのを見て
「柿の木やね。
 F子は何でできてるの?」

食卓の向かいに座っているsに母がおさじで食べさせてあげているのをみながら
「sくんはな、自分が赤ちゃんやってことまだわかってへんねんで。だから赤ちゃんやねんで。F子は自分がこどもやってこと知ってんで。」

遊びにきた母の友だちOさんが、Fちゃんかわいいな、いいな、一緒に帰ろうよ、と言うと
「いやだ、Oさんには男の人がいるでしょ!」

2011/11/20

南山城村で、森聞きという映画の上映会がありました。
ハトさんがみて、私は子守り。
面白かったそうだ。みたかったな、と思っていたら
長岡京でも上映されるそう!
今度は私がみて、ハトさんが子守り。たのしみだな。