kiringrafica

いろいろあった2017年、あまり日記を更新することができませんでした。
子どもたちはみな大きくなっています。

ハル、５月。西大寺にて。

しょう君はカブトムシやクワガタの夏でした。

ふうこが近くの川で魚を１３匹すくってきました。まだ全員生きています。

レゴボーイのしょう君と壊し屋ハル。

横で見ていると、いろいろ進化しています。
これは可動パーツで爆弾の格納庫があって、ボーイッシュな女の子はライトセーバーを持っています。

山羊のメイメイも無事に大きくなっています。
穏やかで人懐っこい、すばらしい山羊です。

たまーに散歩に出るのですが、草ばかり食べてなかなか歩かないし、たくさん草を食べるとどんどんお腹がふくらんで、猛ダッシュされると引きずられそうな大きさになるので、家の周りにつないでおくのがよさそうです。

とてもおとなしいのですが、油断すると、子どもたちには頭突きしようとします。特に末っ子のハルが狙われていて要注意！

ハト畑の活動は、マーケット販売や商品をお取り扱いしていただけるお店が増え、より多くの方に手に取っていただくことができ、ありがたい１年でした。
マーケットは、毎月末の奈良オーガニックマーケットと毎月２５日の串揚げ万年青さんのオモテ市、そして今年から参加の、隔月のHJマルシェ。
夏にはノブうどんさんとのトマトカレーうどんワークショップ、iTohenさんや秋篠の森でもご一緒させていただきました、
童仙房に新しくできたカフェ、山のテーブルさんでのマーケット、フィールドノートのごちそうマーケット、そして奥村陶房の冬ごもり展。
青トマスコ、ケチャップ、炒り玄米、そして新商品の米粉むしぱんミックス。加工品担当の私はとても忙しい１年でした。村に新しい道の駅もでき、ウェブショップもオープンしたし。来年も引き続きがんばろうと思います。

ふうこは身長が１５０ｃｍを越えました。

それから、犬がやってきました！
モモです。いすゞとは１年違いの兄弟です。
迷いましたが、飼うことにしました。

最初は皮膚病がひどくてかわいそうでしたが、すっかり治って毛も生え揃いました。毎日元気をわけてもらっています。
メイメイちゃんともうまくやっているようです。

41才です。１才と思ってがんばります。

ふうこの１０才の誕生日に、山羊がやってきました。
２月１３日の大雪の日に、生駒で生まれた女の子です。
ユキちゃんと思っていたら、背中に茶色い筋が入っていて残雪みたい。
子どもたちがメエメエちゃんと名づけました。正式にはメイちゃんだそう。

小屋に入ってくれました、よかった！！

しかしメエメエちゃん、急にひとりぽっちになって寂しそう。ずっとメエメエ鳴き続け、ついに声が嗄れてしまいました。綱につながれるのも慣れていなくて、ぐるぐる巻きになっていたり。（なんだか手がかかるぞ。。←小さな声で）

ああエサだけは豊富でよかった！
と思うのでした。

庭仕事していると静かになります。やっぱり寂しいのね。
庭仕事がはかどります。アプローチができました。
鶏の小屋も完成です。

メエメエ、なんかかわいそうだなあ。
やっぱりもう１匹いた方がいいのかしら。
早く慣れてくれるとよいのだけれど。。

ハトさんが、ヤギ飼おうか、と言いました。
不安がいっぱいです。でもかわいい白いコヤギの写真を見たらもう、やめようなんて言えなくなってしまいました。

急いで小屋を建てないと。
どんな小屋にしようかな。

屋根屋のヨチャに相談したら、手伝ってくれるとのこと。
単車のようなエンジン音響かせながら身軽に（でもたくさん材料積み込んで！）山の上にやってきて、
土台を用意して、柱を細工して・・・あれよあれよという間に立派な小屋組みができました。
屋根にいたってはものすごい早さで仕上げられました。

職人さんってすごいなあ！
ヨチャ様、どうもありがとう！！

私も久々に大工仕事です。巻尺片手に行ったり来たり、ヨチャのようには行きませんが、ああ楽しいなあ！

しょう君も横で釘打ちやりだしました。おお懐かしいなあ！相変わらず上手です。それにしてもしょう君、大きくなったなあ。

窓と扉には、長岡天神ハイツの窓枠を使いました！

ハンモックを出してみた。子どもたちの遊び場にいい感じ。
立派な小屋が出来ました。屋根に至ってはわが家よりいい素材を使っています。
ヤギさんは気に入ってくれるかなあ。

さよならサンカクまたきてシカク　
しょう君が歌っています。

チョコは甘い

バレンタインデーに、インフルエンザをもらってしまいました。
病み上がりに石上神宮にお参りして、
いつも通るたびに、不思議なところだなあと思っていた公園によってみました。

甘いは綿菓子
綿菓子は雲

雲は動く

明けましておめでとうございます。

朝日に手を合わせて、神棚のお水を替え、
お餅を焼いたりしているうちに家族がぱらぱらと起きてきて、
みんなでいただきます。

上等な黒豆とお大根を分けていただいて、煮物と黒豆、紅白ナマスができました。
鮭もイクラも宮古からのいただきものです。
錦卵は鶏さんの卵をふんだんに使って、楓子とつくりました。
今年もおいしく食べることができますように。

晴ちゃんうれしそう。
家族みんなで、いただきますができますように。

年賀状に沸いたあとは、近くの神社へお参りしました。
今年は６年目です。ようやくこの土地に慣れてきたなあと思います。

Ｐ君が作ったビールで乾杯。おいしい！

楓子の書初め。学校の宿題です。

しょう君の書初め。ブラキオザウルスです。

それから河原に化石探しに行きました。

化石を探す男たち。
ショウザウルス見つかるかな。

今年もどうぞよろしくお願いいたします！

冬至もすぎ、２０１６年も残りわずか、
冬休みがはじまりました。

穏やかなクリスマスです。子どもたちとリンゴケーキをつくったり

アメリカから電飾が届いて、夜がカラフルになったり

友だちが山の上まで遊びに来てくれたり

急に寒くなったり

菜花の収穫が始まって
鹿肉と菊芋のボロネーズソースを煮て
初めてラザニアつくったり

宮古から鮭が届いたり

静かに、賑やかに今年も暮れていきます。

誕生日でした。４０才です。

お母さん４０才になっちゃったよ～。と言ったら、
「え、お母さん　もうおばあちゃんなん？死ぐん？？死なないほうがいいよな？」としょう君が心配してくれました。
にわかに信じがたいですが、友だちの手紙に毎日をコツコツと過ごしているとたどり着けてしまうものなのだね、とあって、そっかあと思いました。コツコツ！

ふうこからお誕生日プレゼント。初めてモノをもらっちゃった！
百均で選んでくれたマグカップ、お手紙と入っていました。
ふうこお金ないしな～。安もんでごめんな、って。
なんと！！
いえいえ、たいせつにしますですよ！
（ちなみにマグカップが１００円、ラッピングが２００円、ろうそくが１００円したそう）

お姉ちゃんのプレゼントを見たしょう君は、あ～ボクなんもよういしてへん～、と言って絵をかいてくれました。
いすずだった（涙）

まだまだ未熟な４０才ですが、コツコツ大人になろうと思いますので
お付き合いよろしくお願いいたします！

今朝の夜明けはものすごくきれいでした。

このくらいの季節の光の感じが大好きです。
散歩相手の不在を思います。

柿がなりはじめました。今年はあまり多くありません。
でもあまり採れすぎても焦るので、調度よいです。
しょう君は柿が大好きで、今日もたくさん食べています。

少しずつ冬支度です。

晴は歩くようになりました。

ふうこが学校で体操服に着替えようとすると、
袋の中にトミカや歯ブラシが入っているそうです。
かわいいですね。

ご飯も上手におさじで食べます。
手伝おうとすると、その手をぺちぺち叩いて自分で食べます。

あっという間に秋ですね。
台風はどこを通ってもたいへんですが、近しい人たちの顔を思い浮かべ、心痛みます。
この日記もずいぶんと放ってしまいました。

９月。

いすゞがいました。
ずっとお願いしていた猟師さんのところに何年かぶりに子犬が産まれて、
わが家に１匹やってきたのです。

待望の犬！！
たれ耳の、目の大きな子犬！！
いすゞと名づけました。

秋のはじまりの黄味がかった光の中を散歩に出ます。
ぬいぐるみのようにコロコロとしたいすゞが猛ダッシュして、
しょう君は足を引きずるように蛇行して、

それを後ろから追いながら、
こんな幸せな光景があるだろうか、と思いました。

いすゞはまっすぐで真剣で前向きで賢くて、ああいい犬だなあとほれぼれしました。
猟犬の地をひくだけあって、噛み癖がひどく、
私の頭の中はしつけのことでいっぱいでした。
立ち直りが早く明るく気高くて、
上手にしつけることができたら、すばらしい猟犬になるに違いありません。

子犬はすぐに大きくなるし、
しょう君もすぐにまっすぐに走るようになるだろうし、
とこの光景の賞味期限の短さを思ったのですが、
突然終わりがきました。

１０月１日、いすゞは事故で死んでしまいました。

いすゞを抱き上げると、温かくしなやかにやわらかく、
ひたむきにに鼓動する「生きている感」に溢れていました。
その鼓動はやわらかい皮膚から飛び出そうなほどの荒々しさがあり、思わず緊張しました。
同時に私の手の中に納まろうとしているもどかしさも感じられ、とても愛おしかった。
手の中にまだその感じが残っています。でももうその温かさに触れることができない。

賞味期限なんてなかったんです。
今を、今に生きる、それだけなんですね。

ああ私、いすゞのこと守りきれなかったよ。
いすゞ、ごめんね。また会えるとよいのだけれど。

今日の童仙房。

雨上がりのお茶畑でへんなのを見つけました。

ご近所のゆがふさんが月に一度パン屋さんになるそうです。
石川県の月とピエロさんのパンです。

パンを買ったらお花をいただきました。
昨日の地域の草刈りで、刈られた秋の草花です。曙草だそう。

へんなのの正体は、冬虫夏草だって！
お茶畑を剪定していたので、いただいてきました。

ああ童仙房たのしいなあ！

この夏は朝に、ふうこに他の二人を託してハトさんと畑に出ました。
冷蔵庫にヨーグルトとかを買いおいて、お手紙を書いておきます。
おかげで少しですが、畑仕事ができました。猿にも会えました。
ふうちゃんどうもありがとう。

今年の８月は、７人家族でした。

アメリカに住む、いとこ親子が１ヶ月くらい来てくれました。

コータ君が一番最初に覚えた言葉はYamete!
年の近い二人はいつも大騒ぎで、１０人くらい引き連れているような気持ちでしたが、今こうして写真を見ると、なんて楽しい夏だったんだろう、と思います。

宮古にも帰りました。

浄土ヶ浜はとてもきれいになっていました。宮古は夏がいちばんです。
そして二人のおかげで、たくさんの親戚に会うことができました。

コータ君シスカちゃん、特別な夏をありがとう！また来てね！

今日もまぶしい朝がきました。

お茶刈りの季節です。

男子には恐竜ブームも到来、
ディプロドクスです。長い！

ステゴザウルス。

レゴをしていると、晴ちゃんが寄ってきます。
しょう君は悲鳴をあげながらレゴをかばいます。

晴ちゃんははいはいできるようになり、行動範囲をぐんと広げました。

こちらはナウシカの巨神兵。

目元のブロック使いに注目してあげてください！

植えていただいた桂の木は無事に朝を迎えました。
端午の節句です。
私には、
大きな鯉のぼりをひらひらさせたい。
という夢があります。
鯉のぼり、すてきですよね。そう思いませんか？
作ってみても、おもしろいんじゃない？よし今年こそ作ろう。
そう思いながらも実現せずに子どもの日が来ました。しょう君と和紙に絵を描いて泳がせてみます。（ベランダに鯉のぼりがいます、注目！）

泳がないので部屋に連れてきました。
左の机の上にあるのは、現代美術作家の北浦和也さんに作っていただいた、しょう君金太郎です。

その男子には虫ブーム到来、
虫カゴの中には蟻地獄がたくさん入っています。

みどりの日に、庭に桂の木を植えていただきました。
一目ぼれしたこの地で、友に恵まれ、
家族で暮らす日々のありがたさ際立つ一日でした。
木を見るたびに思い出すと思います。

この日々の記憶がいつか、森を育てますように。
ありがとうございます。

最近ハウスが賑やかです。
みんなで集まって、何を見ているでしょうか？

ピヨピヨ！

しょうくんのお誕生日と同じ日に、ひよこが６羽やってきてました。
最初は気づかないくらいなのですが、
意識するとピヨピヨチピチピ、
うれしそうな声がしきりにしています。
ハウスの片隅の箱で飼い、夜は電灯で暖めてあげます。

ハトさんは「ひよこは筍が好きだ」とか日々素っ気ない報告をしてきますが、
彼がハウスでひよこの箱にかがみこむ姿は声をかけるのをためらう程で、
最愛の日々に違いありません。

鶏小屋の黒いウコッケイは卵を何個か抱いていて、楽しみにしていたのですが、蛇に全部食べられてしまいました。

しょう君は保育園で「すいかのたね」を読んだその日から、
すいかの種を植える、と大騒ぎをはじめました。
週末にホームセンターで種を買ってきて植えました。
スイカバーも買いました。

タネの袋には９粒入っていました。毎朝ハウスに飛ぶように走っていきます。保育園の出席ノートを指差して、スイカのメーでるのこの日やな、と４月２９日のところを指差して言います。そこには双葉の芽の絵がかかれています。

ふうこの誕生日、みんなでハピバースデーを歌いました。
歌いだしたら、晴がはじめての、拍手をしました。
９才おめでとう！すてきなプレゼントです。

そんな感じの日々です。

今朝はとても寒くて、
とてもきれいでした。

おまけ。

２０１２年の３月１日、長岡京からここに越してきました。
その年の３月はとても寒くって、
越してきた夜、
ひたひたっと冷え切ったかび臭い古民家の天井の虫喰い跡に身震いしながら、
とんでもないことをしてしまったのかも、と思いました。

口に出したら心折れてしまいそうで、
日々、必死で上書きしてきたと思います。
ほんとうに、ほんとうによくやったなあ。
あんなこと、一生に一度しかできないと思う。

ここまでこれたのも、こどもたちのおかげです。
どうもありがとう。

さあ、今年は５年目ですよ。