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3月11日の朝がきました。

 

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夕方、ふうこがベランダから空がきれいだと言ってカメラを向けています。

 

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三陸から毛蟹が届きました。
一匹の毛蟹は片方のハサミが小さく奇形です。

泡を吹く蟹に子どもたちは大喜び。しょう君は「これ飼う」と言いましたが、みんなで大騒ぎしながら茹でました。

 

震災は東北の人が一手に被ってくれた、
そんなふうに思うこともあります。
何かできたらという思いは私欲を超えることなく、
結局、何かとよくしてもらっています。
共有することって難しいなあ。

 

毛蟹の身をほじりながら、宮古の家族での夕ご飯を思い出します。
今日は毛蟹!
きっといろんな出来事が家族それぞれにあったろうに、
目の前の蟹の身をほじくることでみんないっぱいで、
カニミソの味比べをしたり、
ハサミの腱を動かしてみたり、
それはとても楽しいことでした。

 

おいしいを共有することは簡単なのにね。