1945年製作!!!
エノケンを初めて見た!
お話しは勧進帳です。源義経、弁慶ファンなので、得意げに、しかし不確かなことばかり、ハトに解説しながら観た。
最後の、一筋の暗雲たなびく広い空のもと、エノケンがへんてこな舞いを踊りながら転げ落ちていくところがすっごくよかった。
ドドドドド、ダダダダダ、と山伏と関所守たちが行き来するところも、よかった。
ビデオの解説には「音楽パロディー」と書かれていたが、それはわからなかった。

普通の景色を写真に撮ると、小さく写っていてがっかりすることがある。黒澤明の映画はその正反対で、ものすごく「見ている」感じがする。望遠鏡から覗き込んでいるようだ。やっぱり黒澤明の映画、大好きだなぁ。