1937年、第一次大戦下のドイツ捕虜収容所の話し。
おもしろかった。ジャン・ルノワールの映画って苦手かな、と思っていたけれど、この監督の描く男の人、好きだ。おどける捕虜も、貴族の大尉も、背中に銀板が入っている収容所長も、それぞれに格好よかった。
人物描写が愛情にあふれていてよい。きっとルノワールって、だってしょうがないよ、って感じでいっぱい愛人がいるんだろうなあ。
最後の脱走中の話しは余計だと感じた。脱走した将校が友人のところに戻ってくるところなんかで終わっていたらもっと興奮していたはず。