始まる前にハトは、ソクーロフの1時間は普通の映画の3時間だからね、と言った。なるほど薄暗く、ぼそぼそとした映画。役者がよかったな。天皇の発言の一番聞きたいところが聞き取れなかったり、意味がわからなかったりでもどかしい。
どこまで本当のことなんだろう。天皇はまっすぐで立派な人間だった。ここに描かれていることがすべてなら、戦争責任を問うべきだろうと思った。
空襲の爆撃機が大鳥のようにうねるところ、怖かった。本当にああいうふうに見えたのだろう。