2008/02/08
**-死刑台のエレベーター/ルイ・マル
1957年、フランス。
トランペットのジャズが始まったとたんに、あ、これ観たことあるんだった、と思い出す。
ルイ・マルの作品を何本か観たけれど、これが一番好きだ。屋上から通りを見下ろした映像が気持ち悪いくらい平べったくてどきっとした。建築模型を見ているような場面がたくさんあった。
実は仕事人のジュリアン(モーリス・ロネ)が淡々としていてよかった。ほとんど表情が読み取れない人たち、雨の長い夜、徹夜明けの早朝、現像液に浸かった写真、、、見ている私の身体もすっかり冷えてしまった。暖かくして寝よう。